シンクレアZX81のコンポジットビデオ対応

ローテクで、コンポジットビデオ用のRCAピンジャックを設置する基部を位置決めする。0.5tのアルミ板と同じ位の厚みの紙を切っている。左右の飛び出した部分を基板の穴に挿して裏で曲げることで、固定するようにした。アルミにはハンダが乗らない為で、導線を付加する必要がある場合の工作で、ハンダ付けを考えているのであれば銅板か真鍮板を用いると良い。

型紙で位置を調整してっと

側面部には、RCAピンコネクタを通すための6?7mmの穴を開けてやる。
形状の方は、万力にセットして曲げただけなのだが、ビデオケーブルの脱着程度ではびくともしないのでこれで良いだろう。

t=0.5のアルミ版でも結構強度はあるようだ

RCAコネクタの芯線をどこに繋ぐのか表面からの全体像で見にくいが、1MΩの片側・ZX81ロジックICの16番ピンに繋がっているパターンへハンダ付けしてみた。
また、アルミ板は基板のパターンに挿すため自動的に堅固なGroundになる。

Z81ロジックICの16番 pin outをRCAジャックの芯に繋げるだけ

特に慎重に作業している訳でもないので、曲げ位置によっては位置が合わない。その時は筐体を削れば良いのも簡単(言い訳)。

位置が合わないと削ることになる

シンクレアZX81がなんと新品・・・なぜかと言うと

Zebra Systems, Inc. で2台(分のパーツということになるよね)購入したシンクレア(Sinclair)ZX81だけれど、ハンダが済んでから実はもう半年位になる。通電するとZ80 CPUが、それ以上にZX81ロジックICも熱くて触れない位にヒートアップするんで、恐らく動いているのだとは思っていた。画面表示までは確認していないんで、とりあえずUSA版のNTSC表示に対応しようと思ったがこの説明がいかにも分かり難い(1枚だけメモ程度でも部分回路図があればいいんだが、UKを基準に考えたのだろうね。まあそれが分からない人は元々買わないか)。

騙し絵みたい(WiKimediaのjpgが敷いてある)

作成途中、ミスがないかどうかの確認にはWikimedia上の1st Versionのピクチャーデータが大きく分かりやすく、かなり参考になった。詳細な回路図とWebでの情報によるとTV用RFモジュレータと、MIC端子にR29を介して繋がっているZ80の16番ピンへ、NTSCのコンポジットレベルが出ているらしい。試しに繋いだが暗いながらもそれなりに映るので、RCAピンのビデオ端子を設置してやるだけかと。

さすがに新品状態だけあって見た目は極く綺麗

箱詰めしてひとまとまりの外観ができたので、ACアダプタと並べて見る。本体のサイズはかなり小さく電子玩具の様だが、時代がかったアダプタの大きさが目立つ。本体が熱くなる割にはACアダプタの発熱が少ないのでまだまだ余力はあるようだ。それともこの余裕はプリンタを動作させるためか?プリンタに独立した外部電源が必要なのかどうかは知らないけれど。

中身も新品だから動作についても問題ないのだ

思ったよりもうまく動く、というかテレビ出力の画面が綺麗。カラーを犠牲にしたからと言うのもあるのだろうけれど、CPUが画面周りを処理している割には(だからこそ?)整然とした表示が行えてちょっと驚いた。彩りは皆無、グラフィックも横64ドットだったかとても弱いレベルなんで、いくら綺麗といっても、実際にアプリケーションと動かすと言ったらCalcやWord Processor系のビジネス用途は結構厳しいと思う。あくまで主観でだが3.5MHzとしては遅い方なんじゃないかなあ。大きなお世話だろうけれど、その昔、本当に実用になったのかどうか心配になってしまう。

PICテトリス環境の整備

前回は昔のCQ出版の雑誌が初出のPICブロック崩しを弄ったが、今度も以前作ったRickard GuneeさんのPIC-Tetris(c)基板(PIC Game System)を整備するということで。
5V電源やコンポジットVideo Out/Audio Outがピンヘッダのままだったので、ゲームをする際の繋ぎ込みが面倒というのがあってほとんど遊んでいなかった。なんともやる気の無いシンプルな画面が好きで、PICテーブルテニスは環境ソフトとして動かしていてもかっこいいと思っている(CRTだと焼き付いてしまいそうなのでちょと注意)。

PICゲームシステムの言わば製作途中版

今回は、簡単に数十円のコネクタ達を基板に直付けした。綺麗なケースに入れても良いんだが、どうせTetrisとTable Tennisを切り替えるのにPICの抜き挿しが必要なので、そのままにしてある。

直にRCAピンコネクタ(レセプタクル)をねじ込んだ

ハンダをし直したところ、リード線でなく抵抗の足とかで組んだ経路に熱が回ってちょこちょこ剥がれてしまい、余計な手直しをする破目になった。まあ、おかげで全体の動作は確実になったか。

表から見るとちゃんとできているようにも見える

リッカルドグーニーさんのテトリスの場合、100ポイント毎に速度が増すのだが、400ポイントぐらいのステージで常人にはかなり厳しくなる。ところが次の写真を見ての如くヨメさんの成果が凄い。こりゃ未知の領域か?それとも単に私がヘボなだけか。

未知の領域である・・・

せっかくATARI仕様のジョイスティックを繋げられるんだから他にも面白いゲームを誰か作られていませんかねぇ。ご存知の方がいらっしゃったらぜひ教えて下さい。

PICブロック崩しがメゲた

以前作ったPICブロック崩し基板(PIC-BreakOut)をカバンの中の小物入れに入れたままにしていたら、ある日その小物入れの中から、ちびっこい金属バットの様な物と金属片がパラパラと・・・
がさごそと探ると、ブロック崩しのスイッチが砕けてた。
良いスイッチだったんだけど、パキッっと逝ってしまった

味のある緑色の良いトグルスイッチだったんだけどなー。ほら、ICソケットも同じ色でしょ。残念ながらもう在庫もないので、秋月の頑丈そうなのに代えた。

ふっかぁーつ

味のあると言えばアナログコンポジットは(白黒だけど)PICで出せるぐらいだから、お手軽で良いもんなんだが、2011年7月24日でアナログ放送が終了してしまうとはねぇ。我が家はほんとぎりぎりまでアナログ・チキンレースの予定。