山の温泉宿(河合商会 1/150 箱庭シリーズ その2)

思いつくままにディティールを追加して行く。色塗りはまだまだ。とりあえず塗料を弾かないように良く洗ってから作業を開始。とことん地味に雨戸の戸袋のディティールを追加。外壁がノッペリしているのが寂しいから。
雨戸の戸袋を追加。地味。
他のモールドに合わせているだけで、それほど細かくは作らないし作れない。切妻の側は雨もかかりそうだし、自然な感じを出すのに小さなひさしを追加した。
玄関横の明かり窓が寂しかったので

吊り橋はモールドがおもちゃっぽいと思ってプラバンから作り直してみる。吊り用のロープ部品が同じ位置に付かざるを得ず、結局同じサイズになるのならあまり意味がなさそうな気が…。
同じ形なら意味がないかも

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山の温泉宿(河合商会 1/150 箱庭シリーズ その1)

「ジオラマ」と聞いて1/76のパンサーや88mm砲が堅固な要塞を守る情景模型を想像した方は結構長いプラモ歴をお持ちと推測する。
他にも、鉄道模型が有名(電車が走る地形再現をレイアウト、ジオラマは車両の展示台式情景の呼称らしいが)、博物館での郷土の鳥瞰模型はどこも良くできているし、あとはガンプラでも宇宙ジオラマってあったよね。
最近は建物に特化した模型にも目が向けられ、ジオコレクションという鉄道にも応用できるが単体でも楽しめる、本格的な建物モデルが沢山市場に出るようになってとても楽しいことになっている。

純粋なプラモデルに目を向けると、お城や神社仏閣でも無い建物模型が以前からありました。それも種を蒔くとなにやら芝生のようなグリーンがワサワサと生えて来るの。それが河合商会 1/150 箱庭シリーズです(今回は導入が長いな)。
ベースが緑のトレイ状で、地形を再現した土台が載る。田舎の情景の駅、温泉宿、牧場、農家、水車小屋など、別の風物詩シリーズを彷彿とさせる茶室、東屋、渡し場、さらに、歴史建築を再現した金閣寺や五重塔があり、そのどれでもグリーンが栽培できる、だから箱庭。残念ながらスケールがまちまちなのだが、別にジオラマを連結させる訳ではない。1/100~1/150の物はNゲージと合わせられそうだし、1/60は無理をすればHOゲージかな。
ジオラマ!っていうか情景モデル?
今回は「山の温泉宿」がたまたま模型店にあったのでそれにした。Nゲージサイズというのも理由だが。土台に開いているパンチ穴の所に湿ったガーゼを敷いて種を蒔く。懐かしい。金閣寺、茶室、渡し場は昔作ったなあ。出戻って最初に情景モデルを手がけるつもりだったのでA4ほどの大きさはちょうど良いサイズと思う。

建物の分割は分かりやすいし、彩色はそんなに気を使わなくても良さそう。ただし、土台には岩の護岸や温泉が再現されているので、水際や川面の水面工作が必要になっている。そこだけは今どきの作法で作ろうか。
パーツ構成が割と単純で良い

説明図には簡単な色指定と組立手順が示されていて、主に2ページ目が作業のメインになりそう。おっと、上のパーツにもあるが電池ボックスが付いている。窓を障子紙で塞ぎ建物内にムギ球をセットすると夜景も再現できるという粋なインストなのだった。箱には単3電池とムギ球をお買い求め下さいとは書いてなかったような。またムギ球を買いにいかないと。
取説の2ページ目が組立のメイン

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古本まつりで購入(GIANT FUNTIME BOOKS – Airplanesその2)

ところでこの本、特に文字でのインストラクションはないがペーパープレーンが組立てできるんだから飛ばして遊ぶのだろうな。ただ、ちまっとした飛行機はあまり飛びそうに思えないので本命はやはりこのB-36 ピースメーカーだろう。
全長約50m、全幅約70mと翼の方が20mも長い機体を本の斜めいっぱいを使ってレイアウトしてある。10基あるエンジンのうち両そとのジェットエンジン4基のみが別部品になっている。
B-36ピースメーカー巨人機 これはでかい

NAVYと書かれ上下が対称な、まるでダーツの羽根のようなデザインの小型機も見逃せない。コンベア社のXFY-1というVTOL機だが実用化はされなかった。こんなブックレットに使われるぐらいだから50年代はゲテもの機が沢山作られていたんだろうな。
補助ジェットのみ別パーツ化

最後のページはC-119輸送機。映画「コンエアー」でしたっけ、今も飛べる機体があるんだろうな。それと珍しい飛行艇形式のカラフルな水上機はコロニアル・スキマーというらしい。
ずんぐりとした機体は何?

民間機のパイパーやセスナもあるが、1950年代後半から1960年代にかけての飛行機というつながりだけではなく、あの「オーロラ社」の飛行機キットのラインナップから作ったんじゃないか?(ただし根拠はありません)。

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古本まつりで購入(GIANT FUNTIME BOOKS – Airplanes)

サイズはA4の縦を少し伸ばした大きさ。紙質はしっかりした厚紙で裏地が切り抜き工作本の型紙として伝統的?な青緑色。カラーは若干の色あせがあるが、1枚も切り抜かれていない。
表紙はレーダータワーと描き割りの人物が切り抜かれる。本の中に登場する機体が描かれているが、主役はF-94 Starfireのようで最新鋭機のF-102 Delta Daggerでないのがちょっと不思議。
表紙も切り抜ける

裏表紙はしっかりとほぼ同サイズのF-102とF-94が揃っている。レールに乗るのは初期の核弾頭搭載!の巡航ミサイルで10000kmもの射程距離があったらしい。
裏表紙はF-102と何?

1ページ目を開けると優美な姿のコニー(スーパーコンステレーション)が横たわる。ご丁寧にタラップも別部品なのが可笑しい。カラーリングはイースタン航空でFLY-EASTERN…の赤いロゴ文字が我が世の春という感じ。
1ページ目はスーパーコンステレーション

ほかにも警察ヘリや小型のコミュータ機がプリントされていて、さすがは航空大国の50年代ということが良くわかるブックレットだった。

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古本まつりで購入(GIANT FUNTIMEとスーパーラジコン事典)

昨年から始めて第3回という八王子古本まつりの最終日にようやく行くことができた。
今週の土日は作業だったりF1日本GPを見ていたりですっかり忘れていたのが失敗。
いろいろな本が売れてしまったのだろうけれど、行って見ると欲しい本(主に雑誌)ばかり。雑誌以外では、なかでもロゴタイプとかモダンデザイン系の持ち重りのする本も割と出品があり実は欲しかったり・・・。
児童書の中で目を引いたのが、今回購入した2冊。「Airplanes (GIANT FUNTIME BOOKS)」は1950年代の雑紙扱いだろう値付けで300円だったが、これはかなりの掘り出し物と思う。ていうか50年前の大量消費アメリカ文化の手遊び本が今まで残っていたのがすごい。
GIANT Punch-outのAirplanesは掘り出し物!
「スーパー・ラジコンのすべて」の方は初代ワニブックス系のハウツー事典だが、昭和58年当時のラジコン機体のスペックや価格がよく分かる。

この冬に1/16のレオパルド1A4がディスプレイモデルで出るけれど、当時はそれの戦車ラジコンがマニアのあこがれだった。バンダイの1/15の4号戦車、4号突撃砲、フンメルはこの本ではそれぞれ5000円だがリモコンをラジコン化したりスピコン対応にしたり大変だけど楽しかっただろうな。以前、リモコン仕様の1/15タイガーⅠにラジコンメカを組み込ん
だが動きが重厚でハマった。

子供の手遊び用とは言えレトロモデルプレーン好きならリアルタイム50年代のクラフト本は興味のある中身と思うのでAirplanesの切り抜き本(Punch-Outと言うらしい)改めて紹介予定です。

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マルシンM36(Xカートリッジ組立キットその3)

亜鉛合金のヨークはHeavy Weightの表面よりも黒々としていて少しマットぽい黒色に見える。
しっかりとした黒色染めの表面はザラついても見えるから、きれいに磨いて染め直すとツヤが出るはずだ。技術があれば表面の凸凹を消しさらにエッジをしっかりと立てて磨けるのだが適当なところでやめている。一応バリのような部分はできるだけ落とした。
マットぽい黒なので試しに磨き上げる

最近少し寒くなっているので、染める部品はドライヤーの熱風を当てるかお湯で温めておく。その表面にサッと撫で付ける様にして染めるのはアルミブラックが比較的簡単だ。亜鉛らしい少し紫の入った濃い茶色になるはずだ。より青みがかった染めをするには黒染め液は何を使うのだったかな。
使うのはアルミブラック

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マルシンM36(Xカートリッジ組立キットその2)

マルシンのガスリボルバーが漢の銃たるゆえんが、このメタル製Xカートリッジだ。
シリンダーを全弾打ち尽くしたら潔く空カートを捨て予備を一気に装填するか、予備がなければちまちまと1発ずつリロードして萎える。これこそ真に漢だろう。
このモデルの売りであるXカートリッジの出来はだいぶ良い。一つ前のカートは空薬莢状態だったがおそらくアルミ製の弾頭部が嵌め込まれるようになりいっそう実感が増した。
漢の銃の証がリアルカート式だ

往年のSMG規格のモデルガンを彷彿とさせるシリンダーの薬室間の切り込みの詳細。カートが入るとガスガンでもやっぱりそれらしく見えるのがうれしい。
安全対策の切り欠きは結構大きいが。。。

シリンダーの切り欠きについては心配しなくてもエジェクター&ラッチの部品が大型ですっかり隠してしまう。.38spのXカートリッジは実物大のサイズで、実際シリンダーにはダミーカートが装填できるらしい。ダミーカート買って来ようかな。
立ててあるカートは、一番上が8mmBBを装弾したもの。真ん中の内部に保持用パッキンが見えると思う。一番下は底部から見たところ。シール用の底部パッキンが付いている。リムのテーパーなども丁寧。
エジェクター&ラッチでうまく隠れる
アウターパーツ構成を見たところで、次からは組立ポイントを見て行く。

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マルシンM36(Xカートリッジ組立キットその1)

「組み立てキット」ーあぁ♥なんて甘い響き。
LSプラモガン、マルイ造るモデルガンの続きはどうなった、と言われることを承知でついついガスガンのキットを買い込んでしまった。
リボルバーのキットがリアルなXカートリッジでガスルートあたりも改良され、ゲームに使うでもなし、迫力のある8mmで、しかも安いと来れば情報部員Mなら買うに決まってるでしょう。まさに部員Mホイホイ状態。
ちょっと前に買って1丁素組みしてみたらこれはちょっと凄いわと。なのでこれから組む人に参考になればという情報を上げて行きますね。みんなも昔を懐かしんでどんどん作ってほしい。

またじっくり作りたいんでもう1丁買って来た。できれば3インチも買ってきてスクウェアグリップの木グリをフィットさせたいと思っている。だって格安なんだもん。
これを作るのには、写真の道具類が要ります。プラを侵さないタミヤモリブデングリースかシリコンスプレーは必須。なぜなら組み立てるんだから絶対に自分で調整する必要があるから。
必要なもの一式

大物部品を見て行くと、バレルは3ピース構造になっている。亜鉛製の基部パーツがインナーバレルを包むようになっているため、強度とフロント重量が確保される賢い構造だ。インナーの固定ホップ用の穴が分かると思う。
たった2インチの太いバレル

インナーフレームとシリンダーヨークは金属製。サイドプレートの上部にはネジはないんじゃ?リコイルシールドの分割線はそこじゃないでしょう?ということで興ざめの方もいらっしゃると思いますが部員Mは別に気にしてません。
インナーフレームはコンパクト

稼働系のパーツはこういう位置関係になる。これにアクションレバーという部品が加わった上にガスルートが覆い被さる。それにしても撃発のタイミングでどうやってうまくガスタンクのガスを放出しているのだろうか。ベテランのマルシンのリボユーザには当たり前の事かも知れないが全く分からん。オートのようにバルブ叩き役とスライド内のガス/BLK制御役に分担が別れずにすべてフレーム内の役者が関わっているのでここだ!というのが正直掴めません。不思議。
組み込んでみた

最後になんで凄いと思ったかですが、組んだ直後のぎくしゃくもシリコンスプレーの一吹きでシャカシャカパシパシ動くようになったので感心したからでした。実はマルシンだけでなくマグナ以外のガスガン、増してやリボルバーでの仕組みなんて知らなかったのでインストのまま組んで一発で動いたのにはちょっと感動しました。

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エポック社スーパーサーキットLS500(ゴージャス!)

以前からモデルカーが気になっていたが、1/18ダイキャストのトヨタ2000GT オープン(もちろん2度死ぬ仕様のこと)を眺めてても単に大人の趣味みたいに思えるので、もっとノスタルジーを誘う遊びをということでこれ。
昔単1電池4本で動くポルシェGT2台・8の字コースを兄弟でよく遊んだがあれはトミーかマスダヤではないかと思う。テレビではエポック社のスーパーサーキットのCMが日曜の朝のアニメの前後に流れていたんではないかなあ。それによると大コースやいろんな車種があるのは知っていたがとても当時は手を出せるものではなかった。
短めのコースを手軽に組み立てて、ブラシを調整(レール導電部が半田吸いのような編んだ金属ブラシで出来ていた)、ダイヤル状のコースカウンタをリセットすると10円を賭けて勝負とかいうのがお決まりの遊び方。使わない時はテレビ台の下に押し込んでいたっけ。全体にがっちりとして玩具として壊れにくく配慮された作りだったと思う。

エポック社のスーパーサーキットは今もセサミストリートのキャラクター玩具でおなじみのTYCO(タイコ社)のOEM品ということを最近知った。確かにこれは欧米の文化だと思う。
これでレールを半分も使っていない
エポック社のCMでおなじみのスロットカー一式は初めて手に取ったが、思いのほか華奢な作りで接続部は折れそうに薄いプラスチックになっている。弾性はかなりあるので完全には壊れないだろうが、これは大人が楽しむNゲージの鉄道模型に通じるようにも見える。レールは平らな板をべたっと貼るのではなく、基板のレール溝の左右へ金属板を縦にはめ込む構造になっている。材質はターミナルのスポット溶接を見るとステンレスの薄板のようだ。アルコールを付けたティッシュで簡単に磨くだけで導電性が良好になり、ACアダプター電源であることもあってかなりのパワーで加速してくれる~このスピード感は楽しぃ~!

トミーのより玩具ぽくなく模型という感じ
全コース広げると4畳半ぐらいか。ラップカウンタも本格的で、もっと大きいコースも作れないかとか固定レイアウトを作っても良いなあという考えが思い浮かぶ今日この頃。流行った時代を考えるとスーパーカーな車種がもっと欲しいわ。

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AR-7(007ロシアより愛をこめてプロップ)

モーゼルC96のプロップガン(ステージガン)としての登場では「007 ロシアより愛をこめて」でロバート・ショー扮するグラントが本来殺しのターゲットのボンドの危機を救うべく遠距離狙撃をしたシーンが良く挙げられる(助けた理由は後で急行列車内で明かされる)。というわけでこじ付けたのが、そう、このアーマーライト AR-7(ウェスタン・アームズ(R))のモディファイ。
入手後、コレクターの義務として、弱った箇所の補修や塗装の修正をした。アルミのスコープベースも追加した。アタッシュもジャンクということで壊れていたので、いろいろと補修中。サイズと重量が最良で実銃はプリンキング向きということが良くわかる。リムファイアということで、ファイアリングプレートが折れるトラブルがあるということだが、それも予備があれば何とかなるだろう。どちらかと言えばスナイパーにとってセンターファイアじゃないことの方がリスクの気がする。プライマーを使わない実包の不発率は良くは知らないが。
ロシアより愛をこめてのギミック

たしかセリフは「口は災いのもと」だったか。これがやってみたいだけだったりして。前の持ち主の手によってきっちりとペイントカスタムしてあるが、金属の鋳物地肌?の再現までしてあるし、ストックの色がコマーシャルタイプっぽい色味になっていて凝ってるぅ。
マガジンが・・・

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