今度の情景は建物ではなくベースから製作を開始。何と言っても主役は線路だから。
色褪せた鉄路の感じにするためややダーク目の色を使う。砂利は赤っぽいと思うのだが軽い色合いは模型然とする気がして思ったより暗くしてしまった。

砂利敷きには河合商会の情景模型お得意のパウダーの一つでパーライトというのが付いて来る。とても小さく軽い粒状の石粉を木工用ボンドで丁寧に接着する。白色のままではダメなのでアクリル塗料を混ぜた水溶きボンドで上から押さえるように着色を加えると剥がれ落ちずに済み一石二鳥。半乾きになったらそっと塗れば良い。全く乾いてなかったら筆にくっつきまくるだけだからね。

実物の砂利は随時新しい石を敷いているため、新しい灰色の帯と古い茶色がかった帯が層を成している。コールタール色の枕木の着色まで終わったら、レール上部にフランジの磨き跡を模して、クロームシルバーで細い線を付けておく。

田舎の駅は道路やホームの石組みの表現など、人工物が多い情景になっているので何か質感を出す工夫ができたら良いなあ。そういえば昔、手近な物であったなあ、そう、電車の屋根布を表現するためのアレが。