すばらしい構造のLSプラモガン ルガーP.08の全貌が分かる分解状況だ。素晴らしいことに4インチと8インチの2丁分あるが4インチモデルの方はファイアリングピン周りやトリガーバーがしっかりとしているものの8インチは小物パーツをリプロする必要がある。独特の鉤型に曲がったエキストラクターはどちらも欠けていて出来ることなら亜鉛合金で作り直しだ。トリガープレート内のL字型のトリガーレバーがトリガーバー/シアーを横から押すことでファイアリングピンがリリースされるびっくりどっきりメカはご存知の通りだが、トリガーバーとシアーの関係がしっくり来ずコッキングもリリースも中途半端だ。角々が丸くなってしまった部品が直り次第調整しないといけない。
しかし見れば見るほど実銃のパーツ構成を模すことに力を入れていますなあ。当時のモデルガンではMGCの金属ルガーがこの構造になっていたと思う。レシーバ一体のバレルということでSMG規格品として規制後も生き残った逸品だった。当のモデルガンもそうだが、このLSプラモデルガンも同じくguns worldドットcomなどで拾えるパーツリストと見較べると、プラ部品の組み合わせでよくぞここまでと驚く。部品同士の緻密な動きを試しているとトリガーバー/シアを押さえ込むセイフティバーが省略されているなんていうことは気にならないぞ。イジェクターが金属板で製作されている点、グリップ後部内に通るリコイルスプリングの構造の再現もやるなあと思う。

さて、なんとか部品間の繋がりは理解できたがどうやって強度を確保しながら再び設計通りのアクションが行なえるようにしようか。間違いなくこんな愉しみは他にはないものだが苦行のようなものでもあるなぁ。
