結局プラリペアを使うことにした。使うのが久々なのと、天ぷら状態の補填は難しめなのでうまく型に合わせられず、適当に団子状態に盛り付ける。まあ後で削ればいいし・・・

ガーン。結構無理があった。というのは、この団扇形の部分はスライドを引くと奥のブリーチ部のストライカーのガイドレールが被さって来るのだが、その幅と高さがスライド後部の切り欠きの形状とは異なっていることに形を整え出してから気付いた。
なんか適当にスライドできるように合わせて行くと、なんだかひょろ長い蓋になった。まあ目的通り、ストライカースプリングがバショーンと飛び出さなくなったので良いか。

組み立て直したが、完成品に塗られていた色が、スライドはグロスブラック、フレームはパーカーライズがかった艶消しブラックでどうも印象に合わない。
そこでグリップを外し、キャロムのメタルブルーコートで全体を塗装してみた。ごく薄めに3度ほど重ね塗り。バレルとマガジンは塗らない。アクセントじゃなくて単なる手抜き・・・
刻印が全然雰囲気じゃないんだが、全体のプロポーションはなかなか良いと思う。トリガーやグリップも良く実物を模していると思ったが、グリップの跳ね馬のバックは大文字のCのレリーフになっていたのでは?

これで結構見られるようにはなった。写真はグレーだがもうちょっと青みがかっている。フラッシュを使っていないので、表面のツヤと反射は実際に近い。
真一文字の大きめのエキストラクターが右サイドを引き締めている。ピン抜き用の∩字溝は実物にはありません。念のため。
マガジンはツヤのある黒一色に塗られているが、どうも前の持ち主の方(=製作者)は筆塗りをされたのではないかと思われる。ほとんどムラがなくかなりの腕前だ。

マズルはもちろん筒抜けなのだが、外径が1cm弱でとても細身な華奢なもの。分かりにくいが、スライド上のセレーションの部分は別部品の板を接着するようになっている。
その先端にあるフロントサイトは、上に出っ張っておらず形を成していない。ほとんどただの模様。

プラ製ムクの.25 AUTOのダミー弾をマガジンから、1発チェンバーに装填した。金色に光っているのが分かる。
そういえば当時、リボルバー、オート、長物と10丁以上はLSプラモガンを作って遊んでいたが、遊ぶと言ってもダミー弾の装填と空撃ちと排莢、また装填とずっとそれだけをやるしかないことに気が付いた。
火薬で音が出る訳でもつづみ弾が飛ぶ訳でもないのに、実際そうやって繰り返してたなあ。パチンとストライカーを落とすと、弾が出た気になって、次はスタンダードブローバック動作(要するに手動排莢)。
LSプラモガンの場合、これがスムーズにできるようにいろいろと調整するのが遊びなのだ。

さて、スライドをゆっくりと引くとエキストラクターに咥えられたカートがチェンバーから引き出され、デプレッサー(イジェクターのことを組立説明書にはこう書いてある)が底部をグイッと押し出すとポロッとイジェクションポートから蹴り出される。

やわなので一連の動きがかなりぎこちないが、なんとか動くようになった。ただし、スムーズになるまで調整することは全くもって困難と思われたので早々に次の銃に手を付けることにする。
次のは(そうです500円シリーズの最後のリムファイアのあれ)結構厳しいというか、ある意味笑える状態なのだが・・・