造るモデルガン P38(改) 予告篇

44オートマグとS&W M29が出たのが小学校の時だった。もう25年経ったというが、まだ一部のラインナップはスポット生産で市場に出てくる現行品としての扱いなのはmaruiさんに感謝すべきところである。もちろん根強いマニアに支えられてということもあるのだろうが。

マルイ造るモデルガンP.38が未組立で手元にあるが、まだ作れない造れないで居る。これがまだ市場で新発売の商品だった頃、早くも月刊Gun誌で取り上げられていた作例として、ライブロッキングラグでのライブショートリコイル化、というのがあった。バレル/チャンバー下の、ロッキングラグ(ロッキングブロックとも呼ばれる)という銀色で前方が丸く後ろが角張った部品が、スライドの前後進によってパタパタと上下動することで、発射時のガスの吹き戻しからスライドオープンになるのを文字通り食い止めるという仕組みだ(写真の上側のバレルグループを見て戴きたい)。

説明書通りに組み立てるとすると、バレルは前方にロックされピクリとも後退しない。作例では、金属のチャンバーとバレルをフレームに固定するためのブロックを亜鉛合金で鋳造し、また、ロッキングラグそのものも強度と見栄えから同様に鋳造してしまうという、高度な工作技術が必要で、義務教育年齢の私にはかなり敷居の高い物だった。この仕組みならば、バレルはチャンバーの外側で自由にショートリコイルして、スライドとのロック&ロック解除が可能であり、ロック機能のライブ化としてはすばらしい回答であると言えた。また、チャンバーの位置が常に変わらないため、カートリッジのフィードの調整がしやすく、ブローバック時のパワーを逃しにくいと思われる(この辺はあくまで想像)。

金属部分のバレル・チャンバーアッセンはロッキングボルトで固定してガワだけをBLできないものか。

画像では銀色で下に足が出ているバレル部と後方のチャンバー部を一体にして、ロッキングボルト(穴だけがある)と固定するためのブロックを接続しなければならない。ほぼ一点保持となるため、実際にするとなると強度の確保が難しいのでは?

ショートリコイルするとチャンバーが付いて来る。

単に、バレルをスライド可能にするだけだったら、チャンバー全体が付いて来てしまう。ロッキングラグをライブにしてしまうとブローバックしようとしても噛みこんだままで、何も起こらないか、ラグかスライドが壊れてしまうだろう。

いや、そうではない・旨い考えがある、という方がいらっしゃたら私もすごく知りたい。パズルのようなものか。

LS(ライブショートリコイル)・marui(固定バレル)を合体

ここで、先のエルエス(LS) P.38を持ち出して来て、見比べてみた。maruiのフレームと合わせてみるとキツイながら、嵌ったので動作が確認出来た。

こうなるとイイナッ!というのが判りやすいが・・・

うーんやはり無発火モデルにして、ロッキングラグとスライド辺りの加工のみでお茶を濁すのが楽そうだぞ。

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