とりあえずトリガーバーピンを立ててみたが、プラ部品と比べて幅が広くなっているのを考慮せず、取り付けた時に少し前方が下がり気味になってしまった。

色を塗ってしまえば目立たないのではないだろうか(安易)。ハンダしなおすのも手間だしなぁと思ってほんの小修正だけで形状の方は問題なしとする。というのは、これ以上に不細工なことがあって・・・

マルシンの回答はバーの上側に突起を設け、スライド内部の切欠き内をスライドさせることで、外側へ曲がってはみ出すのを防止するということだった。グリップフレーム上に載っている別のトリガーバーは、マルイ造るモデルガン用のものだ。こちらには突起がない。実は、このトリガーバーの形状が、実銃のミリタリーモデルの形状にかなり近いものになっている。ただし厚みは少し有り過ぎるように思う。

エルエス、マルシンで全体を比べて見る。ちょうどミリタリーモデルとコマーシャルモデルとの対比になっていて面白いのだが、よりドイツっぽく、MP-44などの意匠とも合致するのがLS Walther P.38のラインの方だと思うのだがどうだろうか。

別の方が詳しくエルエス P.38を紹介されたページのファイアリングピン周りの写真を見た方がずっとよく判るのだが、細かい形状は別にしてもパーツの組み合わせやスプリングの配置が全く実銃通りとなっていて感心するというよりはちょっと驚いた。○郷のデッドコピーのLSガバを4丁以上も持っていて、Fピン周りが納得いかず、センターファイアに改良しようとしても技術もさることながら根気が伴わず、M-16、44 AUTOMAG、S&W M-29、南部十四年式他を作った経験からしても、清く正しいエルエス プラモガンシリーズの傑作として賞賛に値すると思える。