LSプラモガンとの正しい付き合い方

今からちょうど1年前、最初のLSガバメント製作の投稿の直後、アメリケンなガバの次は独逸物ということで、マルイとLSのP.38を漁っていた。写真のエルエス P.38 ミリタリーは、部品はほぼ完品だが唯一、トリガーバーのシアーにかかるフックのところが折れている厄介な中古品だった。飾る分には何の問題もないが、パチンと情けない音が出るのがLSプラモガンの良いところ、トリガーバーの修復・リプロを試みたがプラリペアは勿論のこと(数回のドライファイアはOK)ABSからの削り出しでも満足の行く強度を得ることができなかった。加工精度が低いので、削りすぎた個所に小さい筋が残ってそこから割れるのと、下のような理由で変な力がかかるのだ。

そう言えば昔、入手した個体も数回ダブルアクションとスライド排莢をやったところで、トリガーがスカスカになり、バーのフック個所の根元から折れた記憶がある。原因は、直接フックが引っかかって引きちぎられると言うよりは、シアの回転とスライドがトリガーバーをディスコネクトする動きが重なり、稼動範囲が狭くなることによって先が「たわんで」折れる結果になるようだ。

組み込み(テスト)状況・・・長さが足りないや

そう言えば、シングルアクションは最初っから効かないと思うのだが。誰か分かる人が居らしたら教えて下さい。全然気が回っていなかったので、トリガーバー軸の通る扇形の穴を埋める長さに調整するのを忘れていた。

銅は削るのもハンダするのも簡単で良い

1mm厚の銅版を使い、厚みが必要な個所はハンダで2枚重ねにする。融点183℃の共晶ハンダは銅板の上で一度溶けると余熱が大きければ30秒以上も水のように溶けたままでよく流れる。適当な治具さえ添えれば電車でもミニカーでもアクセサリーでも何でも造れそうな気がする。本当は3mm程度の厚みが欲しいのだが、部品が重くなる(いずれのスプリングも弱く、支点・接点のフリクションが割と大なので都合が悪い)ので少し薄くても動くように上手に加工しなければならない。LSプラモガンは数グラムの部品の重量の差、少しのスプリングのトーションの違いで動作不良となる華奢さが売りなのだから。このページを見ているあなたも勝手に触っていて、お兄さんや従兄に怒られた(または叱りつけた)口ですね。今更だが厚手のアルミ板からの削り出しが賢いのではないだろうか。一応、形になったと思うので浅く穴を穿って真鍮棒でトリガーに通す軸をハンダ付けする予定。色はグレー系の調色をしたMr.カラーの2回塗り程度で良いと思う。

これを直したら、次はハンマーのシアーと接するハンド部が折れるんじゃぁないかなー。

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