マグナム・リボルバー・タイプのストライカーGunの定番アイテムで、スタイル抜群、10連発大火力の文字通り強烈なパンチ力を持ったCOLT1000というベストセラーがかつてあった(車の話ではありません、念のため)。時代はダーティハリーの映画公開から少し下って、モデルガン(金ピカ金属製&黒色プラ製交えて)の44マグナムブーム華やかなりし頃。例によって銃の顔とも言えるレフトサイドのシリンダーの下部には金ピカの浮き彫りでCOLT1000と入っていたのだが、良く見ると別の所にはS&Wというモールドもあったりして、今までなぜコルト?という疑問だけが残っていた。
しかし、その疑問はこれを見て吹き飛んだ。というか、安心した。バレルにはSMITH&WESSONと44MAGNUM、ライトサイドのヨーク軸裏側にも同様の刻印があり、グリップにはS&Wのメダリオンが!パチパチパチ(拍手)・・・シールだけど。サイドプレートにあたる部分には逆三角形で囲まれたW.W.Wのロゴが彫ってある。今ごろになって手に入った物だし、時代が下った改良版のようだ。シリンダーはスイングアウトなどはせず、S.A.Aのようにハンマーをコックしてフリーになったシリンダーのプレート右側の切り欠きから1発ずつ込めるポピュラーな装弾方式。

ところが、しばらく遊んでいるうちに、定番のシリンダーハンドの空振りが発生するようになってしまった。どうもシリンダーの回転が重すぎるようだ。ヨークの内部に銃身軸と合う位置で止まるよう、クリック送り用の部品が仕込んであるのだが、そのバネがどうも固い。また、全弾込めると、弾が抜け落ちないように止めるためのカラー状の花形の部品が変形することによりシリンダーラッチ部でブレーキとして働いて、回転を重くしている。これはこの部品を削ることで調整するしかなさそうだ。
とりあえずバネだけ、細い軽いものに替えてみた。また、モナカフレームの完全分解は、すごく懐かしい感じがする。そういえば、撃ち合いで捕虜にした相手の銃を「手を挙げて投げ捨てろ」と命令するよくあるシチュエーションを演じていて、僕が投げたところ、見事に上下真っ二つに分かれて、部品が弾け飛んでしまい泣いたっけ。おーい小学校の時よく遊んだみんなー、そんな俺も無事に大人に(そして一応がんこ親父というものにまで)なりましたよ?。

もう1挺は、同じくW.W.WのSA-1000。おなじみのミニミニサイズのステンガン。これはBB弾化したものが今も作られているらしい。ただし、これは昔遊んだのと同じタイプで、銀色の円筒形プラ弾を箱型マガジンに10発まで詰めることができる物。マガジンキャッチがライブなのが面白い。昔これが撃ち合いに登場した時は、皆がこぞって銀玉鉄砲から乗り換えたものだ。撃った弾の直進性が高いため、神社の石段の上の敵を狙うことができた。銀玉では駆け上がって行って同じ高さへ追いつかなければ不可能なことが、少なくとも10数段下からでも届くかも知れないというだけで脅威だった。連射も割と楽なので、射線を見ながら狙いを調整していた。

初速を測ってみたら、なんと44MAGNUMもミニミニステンも、0.2(g)程度のスチロール弾を使って12.5?15.5(m/s)とかなりのパワーがあることが分かった。こりゃぁ当たったら銀玉よりは痛かったはずだわ。
(本投稿は20050509の内容を新規として登録したものです)