ところでこの本、特に文字でのインストラクションはないがペーパープレーンが組立てできるんだから飛ばして遊ぶのだろうな。ただ、ちまっとした飛行機はあまり飛びそうに思えないので本命はやはりこのB-36 ピースメーカーだろう。
全長約50m、全幅約70mと翼の方が20mも長い機体を本の斜めいっぱいを使ってレイアウトしてある。10基あるエンジンのうち両そとのジェットエンジン4基のみが別部品になっている。

NAVYと書かれ上下が対称な、まるでダーツの羽根のようなデザインの小型機も見逃せない。コンベア社のXFY-1というVTOL機だが実用化はされなかった。こんなブックレットに使われるぐらいだから50年代はゲテもの機が沢山作られていたんだろうな。

最後のページはC-119輸送機。映画「コンエアー」でしたっけ、今も飛べる機体があるんだろうな。それと珍しい飛行艇形式のカラフルな水上機はコロニアル・スキマーというらしい。

民間機のパイパーやセスナもあるが、1950年代後半から1960年代にかけての飛行機というつながりだけではなく、あの「オーロラ社」の飛行機キットのラインナップから作ったんじゃないか?(ただし根拠はありません)。