いよいよ、スライドに移る。そいつを忘れていて閉じられないとしていたバレル基部には、ロッキングブロック抜け落ち防止用金属板を付けた。
同じ銅版をいじくっていて、スライド内ウェイトの上部の隙間と見比べていた折、カートリッジインジケータの仕組みを思いついた。ストライカーの横にある「ひれ」の部分がセーフティの切り欠きに露出している部分で、インジケーターを後方に押そうと思った。こんな後ろでストライカーに連動させてもストロークは短いし、ストライカーが後ろに出ているのは見たら分かるんじゃんと言われるかもしれない。こうしたのも、本来ならカート底部からピンを伸ばせば良いのだが、先にも書いた通り装填不良や暴発の原因になっても困るので、雰囲気だけを楽しむことにしたかったからだ。

可動範囲は前後に5mm弱と、申し訳程度だ。また、ストライカーが一番後ろまで下がった位置でないとピンは顔を覗かせない。極く弱いスプリングを入れて、インジケーターを前に押しておこうと思うが、ストライカーが引っかかってしまったら後ろに出たままになってもそれはそれで構わないこととする。

トップカバーを閉じると見えなくなるし、カバーは接着するようになっているが、あんまり強度面でも自身のない仕組みゆえ、メンテのために簡単な切り欠きとツメをでっち上げて、軽く嵌め込むようにしようと考えている。
後は、エジェクターのライブっぽい組み込みなのだが、戦中と戦後のP.38では、エジェクター後部のプランジャーの見え方(というかそこの切り欠きの形)が、かなり違っていることに気が付いた。マルイのモールドは戦中タイプに少しはちかく、プランジャーの所がへこんでいる。どうも砂が入った時など、エジェクターを動かしたりほじくったりすることで、ゴミを除いて可動を確保しやすくしているのでは?という程度のことだ。もちろん戦中派?なので、ニセのプランジャーを埋めてそれらしく再現しようと思った。