MGC H&K P7M13 (アウターバレル自作(2)とスライド修理)

6条に直しましたよ。って何のことやら、6角形じゃない?と言われても仕方がない雑造形ですが、ポリゴン&6角だとこーなってしまう。

作り方は外から外径14mm・厚み1mm⇒外径12mm・厚み1mm⇒外径10mm・厚み0.5mmの3重がさねで、うち外の2重の内側にライフリングを施しています。実際はちょうど一番内側の内径が9mm位なんでそこにライフリングしたら良かったんだ~。また作ろうかな。

カクいなー

あと、スライド前端のアップがなにやら色ムラムラしているのは、前回の修理の物とは別にマズル前方までゴーカイに折れ飛んだスライドがあったので前方2本下方から6本(左右あわせて)もの1.4mmネジで修繕してみた結果。先端の角部のプラスネジ頭がうっすらと分かるかな?

そして傷消しを兼ねてブルーイング化。薄めたプラリペアが浸み込みすぎたのか、割れた方の直角三角形の部分は黒染めがほとんど効かなかった。そう、ブルーイングではなく黒染めです。だって、写真だとほとんど青っぽく写んないんだもの。

マットブラック調の黒々した写りではなく、濃いグレーのブラックスチール調に見えたらありがたい。

この角度はいいねぇ

せっかくなので、うっすらと残る程度にMGCロゴを消してみた。ちょうどロゴだったとこが光が当たって青っぽいでしょ。実物はもっと青いんです!(脳内補完あり)。青みがかったブルーには程遠くも、さすがにスライドがマット処理はないわなという声にはお応えした形。

ロゴも消してみた

ようやく今回、スライドがジャンクになるアレのレストア図解(改)ということでご紹介。以前MGC製品がお題の総合掲示板スレに上げた図解の改訂版(*クリックで拡大します)。

クラック部分の締結には1.4mmネジが揃った「八幡ねじ ステンレス精密ねじ Bセット(24本入り)」が良い。隙間が出来そうな場合には、最後の締め込みをする直前に溶液でビシャビシャに薄めに溶いたプラリペア(黒)を流し込むようにして隙間を埋めておく。

クリックして拡大

何度も言ってますが、削ったり割れたりした部分が多いとプラリペアはブルーイングされないのでご注意(上の側面写真のようにツートーンになります)。

P7M13ネタがあったら続けたいな~。

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MGC H&K P7M13 (アウターバレル自作編)

特に思い入れが有るという訳でもなかったのだが、数年前のある日、突然MGC P7M13が欲しくなり数丁立て続けにオークションでポチッてしまった。ガスガンが何か欲しくて、新作じゃない思いっきり枯れたをのということで思いついたと記憶している。
1984~85年にかけて発売された、マルゼンのカート式エアコキシリーズから傑作と名高い【当社比】のP7M13と並べてみる。マルゼンの方はスクイズコッカーを塗装し直したのでマッシブな感じのツヤが良い。見ての通りお約束でバレルも短縮済み。
「傑作」のマルゼンP7M13と
今回紹介するのは、塗装然としたプラ製アウターがどうにもしっくり来ず、柔らかいアルミパイプで作り直してみたからだ。外径14ミリのパイプに外径12ミリのパイプを2重に組み合わせている。両端の正面からトンカチでかしめるように叩くと完全に密着して抜けて来ない。
バレル長が短けー
きちんと金属磨きでポリッシュするだけで、輝きはステンレスのバレルそのものに見えてくる。ほらそこのあなたも昔は市販のメタルアウターなんか買わず、お手製でWAやマルイのアウターをすげ替えてニヤニヤしてたでしょ?私はもちろんやってました。
この角度で金属地肌だぜ
上写真でも判る通り、丸ヤスリでポリゴナルもどきのライフリングが銃口部から見えるように削り込んでみた。資料を見た訳ではないので(そこは調べろよというところだが)勢い余って?8条も切ってしまった(実際は6条が正解)。
あれーなんか多いぞ
正面からはインナーバレルに仕込んだWAガバのプロキラーモデルの真鍮バレルが見えている。MGCオリジナルのライフリングが切られたやつは精度がクエスチョンらしいので、ついでにインナーから作り直してみた。
8角形のポリゴナルなんて

それにしてもガスオートのGlock17やそれこそP7M13をリアルタイムな1992年に買わなかったのは、今になってMGCのそれを手にしてみると甚だ残念だったと言わざるを得ない。発射性能は別にしてという方もあろうが、未だにたくさんのファンが居らっしゃるのには本当に納得するところだ。
なにせ92年当時は個人的にそういう趣味から一番離れている時期だった(92年はあのエルエスが倒産した年だったりする)。羽振りはかなり良かったと思うのだが要は忙しくてそれどころじゃなかったんじゃないかな。
考えるともしも当時(学生⇒社会人になってからの再燃で)嵌ってたら長物エアガンに手をだしてえらいことになっていたかも知れない。まあ電動ガンを完全にオモチャと見下していたクチなので、ちょうど隆盛の兆しが見えていた長物GUNには食指が動かなかったというのもあるか(ガスやコッキングのどこがオモチャじゃないと言うんだ?あ、アホなパワー厨だからだな)。
次回はスライドがジャンクになるアレのレストア方法を紹介予定です。

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タミヤ レオパルド1 (1/35 RC戦車 その7)

一通り艤装部品が付いたので、全体を塗装して行く。
ラッカー系塗料でウォッシング気味に色づけしていたのを落ち着かせるために同色系のオリーブドラブでやはりウォッシングする。後は陰の部分を暗色でウォッシング。出っ張りを中心に淡色でラインを立てて行く流れを適当に考えている。
下地はオリーブドラブ一色

とりあえずオリーブドラブ一色での塗りを終えた。
ありゃ、でもプラのモールドの色そのままに戻ったみたい。まあ、ウィキペディアで見た室内保管のレオパルド1 プロトタイプはこんな色とテカリだったよなあ。うまくつや消しでウォッシュできたらいいのだけれど。
テカリは後で抑えて行くツモリ

この後は、続きの色塗りと、最後にワイヤーロープや、前照灯のライトレンズ、艤装部品の留め具、ベルト類をそれらしく造り込んでセットして行く予定。

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タミヤ レオパルド1 (1/35 RC戦車 その6)

Leopardシリーズが出現してそのバリエーションが花開いた第2~3世代戦車の特長としてNBC兵器防御がある。それ以前の戦車でも雨除け程度の意味があったのかしらん、防盾基部や機銃の銃眼部をキャンバスで覆う造作が良く見られる。
プラモでもお手軽に再現ということでティッシュペーパーや可動を封印するのであればプラパテなどでキャンバス取付を表現するのは基本中のキホンといったところ。

キャンバス再現にはティーバッグが最高

色を見ても分かる通り、紅茶のティーバッグのフィルタ紙を使用している。適度な薄さと張りで 非常に破れにくいため重宝する。紅茶を飲んだらすぐに乾かして何枚かストックしておくと宜しい。

上半分は作ろうと、ハッチと赤外線投光器を取付けた。
次に砲塔周りの手すりを切り出していたら、いきなり折ってしまった。太さは気にならないのであわよくばそのまま使用したく思っていたのだが、ピアノ線で作り直すハメに。
時期を同じくして、ペリスコープのくり抜き成型とスコープ本体の透明板のはめ込みをテキパキと行った。今日はこれで一仕事終わり。
スコープのガラス表現と金属手すり
部品系で大物はなくなったようなので、後は工具類、牽引ワイヤー作成、デカール位かな。

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タミヤ レオパルド1 (1/35 RC戦車 その5)

キャンバスより先にする仕事があった。ボディと足回りを閉じるためには、エンジングリルパーツを車体後部の裏側に接着する必要がある。
その昔にもミリタリーミニュチュアを作っていることを実感させてくれたアイテムがここにある。目の粗さが均一な金網で、組立後もエンジンの冷却ファンが見えるようになっている。1/24のタイガーやパンサーを作ったことのあるモデラーはファンの形状が同じなのでついついニヤッとしてしまう。
グリルは本物の金網

雑誌等で知った知識で、レオパルド系列のエンジンはパワーパック化され野戦交換を想定しているということを聞いて、子供ながら感心した。トラックでもエンジン交換は大事なのに。ミュンスター戦車学校の写真だったか、補機類も含めオリーブドラブをぶっかけたような塗装がされていたが、ここは説明書の通りメタリック系の色を塗っておいた。同じ1/35のレオパルド1A4は金網がなくなってダウングレードだと当時は勝手に思っていた。MMとしてどっちがリアルかはすぐに分かることなのに。
グリルはボディ同色に塗る予定

今度こそキャンバスとペリスコープの細かい仕事かな。

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タミヤ レオパルド1 (1/35 RC戦車 その4)

タミヤのレオ1と言えばおなじみの梨地仕上げ。いつも「なんでだろ~」と思うが小さいながらにゴツく見えるから個人的には好み。控えめになるようにペーパーがけしてウェザリングすると鋳造肌が引き立つらしいけど、圧延鋼板の車体前側面までとなるとオーバーぎみ。
光の当て方でドギツクなる

そこいらをサンドペーパーでさらってやると、適当な荒れ肌が残る。その際に溶接箇所の盛り上がりを消さないように注意する。塗装は改めて行うかも知れないが、今はテカテカした地肌にオリーブドラブを薄塗りして落ち着かせた。
鋼板溶接はココとココか

チェーンを削り取ったので、リード線の芯を用いた極細チェーンを再現せねばならない。赤外線暗視装置のケーブルを削りとるのを忘れた。
チェーン跡の傷が目立つなあ

我ながら雑な仕事だとは思うが、最初にやっておかないと部品も付けられず、ほんの短い時間しか取れないのでせっせと終わらしてしまった。次は戦車プラモでおなじみの「キャンバス」の再現をしてみる。

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タミヤ レオパルド1 (1/35 RC戦車 その3)

足回りが一応組み上がったので、配線まわりを整理。アンテナ線も車体各部へ届くよう延長した。バッテリーとの間に手近にあったトグルスイッチを増設したが、車体のどこにこんな棒が飛び出す場所があるんだ?ということになり、目立つようだが側面の転輪上部に突き出すことに。
手頃なのがなくてトグルスイッチになった

長年の間に履帯がずいぶん縮んでいるようで、ギアボックスは穴を開けて5mm以上前に寄せた。この位緩めでないとサスも効かないし、抵抗が大きすぎて逆に履帯が脱げて行ってしまう。上の写真にもあるように起動輪の山からずれない程度に緩くした。
昔は走行性能のために削ったり、ガイドのプラ板を貼ったりといった作業が面白くて一日遊んでいたっけ。車体下部だけでも滑らかなサスの効きが感動ものでつい遊んでしまう。
ばねが細いために作動は柔らかい

車内の最後はラジコンを主張するピアノ線アンテナの取付け。車体後部の張り出しがあっさりとした切り落としになっているので、ここに付けた。ネジ止めのため外せないが、他の艤装品に干渉しないから好位置だと思う。
張り出しがアンテナ取付の好位置

次は外回りだが、ついにレオ1の車体表面のあれです。どうしよっかな。

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タミヤ レオパルド1 (1/35 RC戦車 その2)

1個1個手作りしたサスアームを車体に差し込む。ちょうどトーションバーの配置が千鳥になっていて、実車の構造を彷彿とさせる。バンダイの1/24戦車プラモやタミヤの1/25が、プラ棒のねじりを生かしてこのような造りになっていた。1/16のレオパルド1A4はトーションバースプリングが正に「板バネ」になっていて、強度が工夫されていたなあ。
ちゃんと千鳥配列になってる

アクリル板に鋸ミゾを切ってバネ支えとして貼り付ける。ピアノ線をミゾ穴へ挿しているだけなので調整時に取り外しが効くはず。小さいアクリル板を切り出すのにホットナイフがあれば良いと思った。アクリルカッターで切れ目を入れてパキパキ割ったので形がイビツ…
アクリル板にサスを挿す、なんちて

キャタピラのテンションや、走行時の跳ね具合を見ないといけないが一応組み込み完了。前後端の転輪は割り切ってリジッドにしたから、0.6mm未満の細めのピアノ線でも電池&ギアボックスをバラストにして押さえつければそんなにシビアではないだろう。
後は上物を載せて要調整

転輪を貼り合わせてキャタを履かせるのが楽しみ。

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タミヤ レオパルド1 (1/35 RC戦車 その1)

なんとも懐かしい1/35リモコン戦車キットの改造版で、「西ドイツ」のレオパルド1戦車の簡易RCをオクで入手してしまいました。果たして動くのか?どういうギミックなのかとちょっとワクワク。
というわけで、またひと品が完結せんうちに新しいモンに目を向けてしもうて~。飽きっぽい性格やなぁ、と嫁に言われそうな事を始めてます。

1/35 RCタンク、1/35 RC戦車というと、ライブサスペンション化、連結キャタピラ、はたまた実車同様の姿勢制御などの改造が流行ってて面白そう。初期設計(プラモのね)が40年前のレオパルド1がベースなので、サスペンションだけ手を加える予定。
まず、ミニ鋸で思い切ってサスペンションアームを切り話す。アーム部品は出来れば生かしたいため、できるだけ深く車体に近い面で切り取るのが重要。
ミニ四駆改造の定番

全部同じ位の厚みで切り離せた。アームが車体側面の支点を中心に上下することを想定して、裏側をヤスリで平らに成型。薄すぎる場合はプラ板で添え木や裏打ちで補強する。
10個で30分ぐらい

手元にあった0.55mmのピアノ線を通す。ミニバーナーで熱したワイヤーで2か所ずつ穴空けした物に、コの字型にした先を通して引っかけるようにすると留め易い。車体側面もヤスリで平らにした後、バーナーで焼いたワイヤーでスポスポと穴空けした。
通し方を工夫

改めて見ると、バックミラーや工具類が別部品で金属ネット越しに冷却ファンが見える所はかなり良い出来。車体へのチェーンのモールドや圧延鋼板溶接の筈なのに車体全体が梨地の謎もあるが、できればペリスコープあたりまで透明プラ板を入れる改造をしたら何とかなりそう。

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田舎の駅(河合商会 1/150 箱庭シリーズ 2 その4)

つかの間の休息ということで、またまた忙しくなりそうなので現在の状況を確認。

ああ、道路を舗装しちゃうと今っぽくなってしまうなあ。30-40年代にどこまで道路整備が進んでいたかだけれど、この位の道で駅前とかだったらこれでもいいんじゃない?
つかの間の休息

駅前にも舗装をかけてしまった。単線ながら新興商業地の駅の感じにも仕上げられそうだと思う。それか先の温泉場のふもとにあたる、観光地の表玄関駅とか。
あれ?結構近代的かも

構内を旅行案内や宣伝幕で飾るのがいいかなあ。駅前側にも近隣の商店の広告を仕掛けたら雰囲気が出そう。

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